医学部予備校 大阪 医歯学部受験予備校 医歯学部受験推薦入試 医学部予備校 医学部受験ブログ

気づけ!気づけ!今すぐ気づけ!PART3

新入試について現時点で考えられることを書いている。

 

その根本を理解した方が早い。その方が早い。

 

日本の人口:7年連続減少(毎年40万人近く自然減)

日本の財政悪化

未来予想図:今度はこれから老人が大量に死ぬ時代

若い労働力が圧倒的に不足している。賃金が高くなっているため

地方の中小はいい人材が採れない。よって自然廃業か消滅に向かう。

都市への人口集中や若い人材の都市への流出を避けたい。

 

<対応策>

①海外からの移民をASEAN諸国から取る。いかし、言語の問題がある。

 日本に移民を入れたいが日本人の英語表現能力が低すぎる。外国人

 のストレスが大きい。言語の持つ壁が大きい。

 

<考えていること>

センター試験を大変化させれば上から下の教育機関まですべて自然に

 変化する。これが最も早い劇的な変化をさせるためには有効.。これは

 正しい戦略だと思う。全てを変えるために頂点から変える。

 

②都会の私立に人が集まり過ぎているため、地方の私立に行って欲しい。

 だから都会の入学定員を厳しく締め付ければ地方の私立に流れる可能性

 がある。そのまま地方に就職してくれれば地方衰退をまぬがれる。

 

③将来的に大学の授業を全部英語で行い、世界から若い人材を採る。日本

 の大学の国際順位が低いのは日本語であるため。そこを変えない限り、

 日本に世界から優秀な人間を集められない。

 

  【~気づくべきこと~】

 ピコ太郎のPPAPが世界的に爆発したのはジャスティンビーバー

 がきっかけになったことは知っていると思う。でも、もっと火

 を拡大したのはあの歌が英語だったからだ。

 英語を使えばほぼ無名だった日本人でさえもあれだけ世界中か

 ら爆発的に注目されるという事実に気づくこと。あの歌が日本

 語だったなら絶対にあの爆発は起こっていないと言える。

 

 

<起こる矛盾>

①急激に変えるため、入試制度の変更犠牲者が出る。ここで強調している

地方の私立に行きたがらない。そこに若者が集まれば町が栄える、経済が

 活性化に向かうという考え、老人ばかりだから若者を集めたい。地方の村

 おこしに協力してくれる若者が1人でも増えてくれたらありがたい。伝統

 的祭りの準備をする体力のない老人を助けて欲しいという点も含むだろう。

 

今日は②について書いてみたい。

医歯学部のような免許がないと仕事にならない学部なら割り切りが出来る

と思う。しかし、基本的に地方私大が都会私大の魅力に勝てる要素がない。

国公立なら地方で十分だが、私大なら都会の持つ魅力は大きい。

 

例えば、アメフト問題で「顔を出さない謝罪はない」と日大の学生が謝罪

したが、20歳であれだけの勇気を持てる人材はそういないと思う。まし

て日大という巨大組織と対立するリスクを考えるとすごい勇気だと思う。

 

関学の学生のインタビュー後の感想を聞いて見ても、やはり人材レベル

 が高い。高須クリニックの院長が日大選手の会見を見て「ぜひ、うちに

欲しい人材!」とすぐに手を挙げる位だからすぐに人材レベルを見抜い

たのだと思う。彼を助ける人間は多数現れるだろうと思う。

 

体育会系の持つ礼儀正しさ、さわやかさ、前向きな姿勢、謙虚さ、ゲー

ムおたくとは全く違う秘めた中から湧き出る魅力等も感じる。推薦やAO

入試を受ける人は「自分のイメージは見る人が見ればわかる」と言う点の

参考にして欲しいと思う。相手は面接のプロだから創ってもすぐ見抜かれ

る。自然体の強さが好感度を引き出す見本のようにも思える。

 

言いたいことは医歯学部のような免許が大きな役割を果たす以外の大学では

「そこに来ている人材との出会い」が大きな人生の転機になる。それが計り

知れない価値を持つとも言える。視野も大きくなるし、来ている人間から受

ける刺激も大きい。巻き込まれて成長すると思う。

 

その出合いの可能性の価値は大きいしたがって魅力のない地方大学へ都会

の大学入試を難しくして流すにはかなり無理があると思う。「行きたくない

のは行かない」からだ。そのためには卓越した魅力が必要になる。

 

公立でも成功例は秋田県国際教養大学位しかないだろう。私立大学では

瞬間的にも思いつかない。それだけないということになる。

 

昔の受験生で「先生、俺にとっては東京医科大のロケーションは5千万以上

の価値があると思う。場所が新宿だぜ?」と言っていたぶっとんだ受験生と

過去に出会うことがあったが、それだけ家庭ごとに価値観の違いがあること

は確かだ。人生は1回しかない。

 

有名な先生に教えて頂いた。なるほどと思った。「人生80年というがそれ

は大きな間違いなんだ。20歳までは親の管理下にある親の人生なんだ。定

年が60なんだから、そこからたった40年しかないんだ。多くの人がこん

な大事なことに全く気がつかずに計算間違いをしている。実は個人として世

間の役に立てる人生はたったの40年なんだ!」とね。田舎に引きこもると

大事なことが死ぬまでわからないまま人生を終わる可能性がある。

「そうか!そんな考え方もあるのか?」と感動したよ。

 

田舎にいては出会えない人間に出会える。これが人生を変えることもある。

それを入試制度を使って強引に変えるには相当無理があると思う。

 

f:id:phenixzemi:20180527102638j:plain