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状況予測に成功せよ

<ここまでのまとめ>

 

昨日は最終的にまだ戦いたい受験生と保護者の「割れる家族会議」に

 

ついて書いた。そしてヤケクソになって少しでもしがみつこうとする

 

「数打ち作戦」に出る予想を書いた。

 

これは日本人は割とドラマティックな状況に自分で自分に感動する

 

ところがあり、3月10日の最後の大阪医科大の会場で親子で握手

 

したり、抱きしめたりして親が受験生を送り出す風景が見られる。

 

「今日で最後だからな!、後悔のないようにがんばりなさい!!」

 

あちこちで同じフレーズが聞かれる。来年やさ来年の勢いがどう

 

なるかは予想がつくよね?「今年で旧試験が終わり、次から激変

 

する。後悔しないようにがんばりなさい。受けたい所はすべて受け

 

なさい。受験料がいくらかかろうとお前は心配しなくていい。頑張

 

れ!!」とこうなるよね?、これが全国規模になるよ。

 

1人で受験会場に行ってた受験生ならわかるだろ?、送り迎えに

 

来る親の多さ、受験が終わるまでずっと待っている親の多さ、

 

「どんだけ過保護やねん?」と思うだろ?、それが当たり前なのよ。

 

そうすると当然、上記の事が起こるのは明白だろ?

 

大事なことを言いますよ。追い詰められた状況で逆転はないですよ。

 

大事なのは「追い詰められない状況を早くから準備して創る」こと

 

ですよ。受験会場で親や親せきが祈って「祈りのパワー」を送る点

 

は日本独特の美しい心情の表れだと思うが、そこに来るまでの行動

 

が正しくない限り、いくら祈っても無駄だと言えますよ。美しい

 

家族愛だけで解決は不可能ですよ。大事な部分に気づくことです。

 

<重要な指示>

 

今年や来年に限っては「4月から6月」、「7月と8月」この前半

 

部分の「固め方」の指示が最も重要である。その指示をもらっている

 

受験生は戦況がよく見えている指導者がついていると思う。

 

なぜなら後半になればなるほど「動揺と精神的ブレが大きくなり、

 

おそらくそこでもう旧入試のチャンスが少ないという現実をやっと

 

認識して更に崩れる可能性が高い。」

 

そして前半部分を大事にした受験生には「君は前半を充実して過ごし

 

た。ボケている受験生よりもはるかにアドバンテージがある。」と

 

言って聞かせることが重要だと思う。

 

「メンタルの安定が冷静さを産み出す」、これが最も重要なポイント

 

である。そうすると一番大事なことは「安定させる行動の履歴を残す」

 

ということになるおそらくセンターを失敗した時点で通常の行動や

 

判断は出来なくなる。危機感が半端なく大きくなるだろう。

 

そこから「カラ廻り状態」に入り、昨日書いたような無差別に飛びつく、

 

片っ端から受けまくる半狂乱状態になるだろう。

 

そこで不用意にも「もうあと1回で旧入試終わるで」なんてフレーズが

 

耳に入るともう「冷静さ」は「ゼロパーセント」になると思う。

 

だってこの時点で「理性」もないんだから

 

保護者はよくわからないサポート役なので必死で経済的に助けようとする

 

だけだ。そこにも「冷静さ」はなく「早く解放してやりたい」の親心しか

 

ない。この時点でもうやるだけ無理の直前だと思う。

 

未完成の人間が今まで経験したような追い込まれ状況に入って行く

 

のに当然の如く「負の連鎖」につながると思う。

 

つまり、今年や最終年度については前半時期の「濃度」と「行動履歴」

 

と「その行動がどんな安心につながるのか」を理解させる事にある。

 

自分がリードして動いていることを認識しているだけで心の安定は

 

全く異なる。「その手順」も全くないのにパニくって当然だと思う。

 

<秋以降の状況を考える>

 

今年と来年においてはやはり通常より2ケ月位早い完成が必要だと思う。

 

そして最後はメンタルのぶれによる「取りこぼし」を徹底的になくす

 

ことだと思う。「君は通常より2ケ月早い完成状態にある。あとは

 

ブレた場合の取りこぼしを想定するだけだ」と言われるだけでも精神的

 

安定は異なると思う。「自分が今、何をして、何をすべきか?」なんて

 

悩ませないことにあると思う。今年と来年は入試ではなく「生き残り」

 

を賭けた運命の戦いだと思う。それ以外の何物でもない。

 

そして昨日、書いたような後期の無差別戦争には参戦しない。

 

しても負の連鎖が更に追加されてとどめを刺されるだけになる。

 

傷口を拡げるだけになるはず。経験者は頷くと思うが。

 

そこまでに終わらせる。それも出来るだけ早くが大切。

 

現役や1浪までの推薦やAOも状況がわかっている人なら生き残りを

 

かけて本気で来ると思う。「状況予測から行動を決めていく」

 

言うのは簡単だがすでにモタついている人もいるだろう。そういう人

 

は昨日書いた「家族会議」で荒れるか、納得して進路変更も考えるか、

 

新入試まで行くか?、多分そういう場所にいると思うよ。

 

その時はもう「後の祭り」であり、そう簡単に答えが出ない自分に

 

イラつくと思うよ。自分でもわかっているはずだろ?

 

「出るわけねーだろ?、答えは教えるよこんな重要な問題に簡単

 

に答えが出せるほどあなたが長く生きていないからさ?

 

だから家族会議も揉めるに決まってるだろ?

 

「は??、急に進路変更って言われてもどこに変更すんだよ?、

 

第1にそんな中途半端な集中力で勝てるわけねーだろがー?

 

今、終わったばっかりでそんな急に言われても... 」となる。

 

その状況は今でも十分予想は出来るよね?

 

しかし、その会議には出席すべきだと思うよ。

 

それも数ケ月後にその会議の席にいるかも知れないよ?

 

なぜ、親がそう言うか教えるよ。それはね、受験生を

 

抱えているだけで親の体力はものすごく消耗するんだ。

 

これはあなたが親になって受験生を抱えるまで絶対に

 

わからない。早くその心配状況から解放して欲しいか

 

らさ。これ以外にないよ。」待つのがきついんだよ。

 

だから新入試のトリプルパンチは親からしたら長期間待た

 

されるのは「たまったもんじゃない!」となるのよ。「何

 

回心労で倒れるんだよ?、こっちが持たねーよ!」となる

 

これでわかっただろ?、もう揉める理由がわかったよね?

 

親子間で考えていることが全く違うだろ?

 

気づけよ=「スピード」=人を幸せにする要素なんだよ。

 

バックナンバーで書いた「スピード」と「自己管理」の

 

スピードには「幸せになる、解放されるスピード」という

 

意味も含んでいるんだ気づいてなかったよね?

 

おそらく今日書いた予想の上をきれいに走って行く自分がいる

 

と思うから当たっている人は「急旋回」した方がいい。

 

あなたが合格すれば、誰かが落ちる。誰かが合格すればあなた

 

が落ちる。これは全国規模の椅子取りゲームなんだ。椅子の

 

数は限られている。「動き」の俊敏な人が取る可能性は高い。

 

当たり前のことが見えるようになった方がいいですよ。

 

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