オーダーメイド指導の真の意図PART2
オーダーメイド指導は地域格差、意識格差、指導者の質、自己管理能力の差
これら全てを総合的に利用しているという点で説明した。大体、年内で逃げ
切れた受験生は合格すると拍子抜けする。保護者も3月まで正月返上の緊張
した地獄の戦場に行く覚悟と決意の状況から急に解放されるからだと思う。
ある日突然、「もう終わったよ、やらなくていいの」となるからだ。
その日を境に数十年の人生がほぼ確保されたことになる。
浪人生は文句を言うものだ。「楽して逃げ切りやがって!」というような
心理だろう。でも、気づいていないことがある。
それは合格した受験生が終了後は多少家族とゆっくりするが再び未来への
勉強を開始する。「なぜだと思う?」ここがポイント
自分が一般入試で合格してくる人達に学力で劣ってはいけないと更に未来
に向けての勉強をすぐに始める。物理選択者は生物を、生物選択者は物理を
更にパワーアップを目指して動くんだ。
「遊べばいいのに?」って思うだろ? それは全くないよ。
遊びほうけて堕落な生活を送るような生徒は今まで1人も見たことがない。
この真摯な謙虚な姿勢が年内合格者にはあるんだ。
だからこそこの青田買い入試はあるんだ。
むしろプレッシャーから解放されたリラックスした姿勢で精進する。
人間はある程度の人生の見通しが確保されると心が穏やかになる。
だからこの試験はあるんだと思う。ひがんだりしてはいけないよ。
目先の遊びたい、飲みに行きたい、カラオケ行きたいでは全くないよ?
逆に自分が幸運を得たから「絶対に留年してはいけない」と更なる決意で努力
する。これがあるんだ。だからいい人材を取るための有効なシステムだと思う
よ。きっと大学もそのデータを持ってるから実施するんだと思う。
これがもし、長期浪人生なら「よし、今日から浴びるほど酒飲むぞ!!、遊び
まくるぞ!今まで苦労したんや、うかったらこっちのもんや!、もう勉強なん
か当分やるかよ。ザマーみろ、さ~今から青春取り戻すぜ!」となるかも知れ
ない。でも、年内合格者にはそれが全くないんだ。むしろもっともっと真面目
になるんだ。「これか~!!」その真の理由わ?って思うべきね。
理由に気づくことね!
PS:保護者への伝言
このシステムに浪人生が途中で気づいて親に噛みつくケースがあります。
「どうして中高からしっかり勉強しておくように俺に言わなかったんだよ!
だから俺がこんな状態になったんだろ?、どうしてお前ら教えないんだよ!
この今の苦労はお前ら親の責任だろ!」と自分のことは棚に上げて強烈に
親に対してキレて噛みつくケースが多々あります。
その時の反論を今から準備しておいた方がいいですよ。だから、知識を持つ
と言うことはものすごく大切ですよ。
以上3回に渡りオーダーメイド指導の意図を説明した。
当ゼミでは最速で幸せをもぎ取る指導として
①最短年内脱出を狙う「オーダーメイド指導」
②次に一般入試対象の「最後の追い込み第1弾」
③次にセンターに失敗した生徒の思考を「多面的思考に戻す指導」
④流れが狂い始めて連敗を防ぐための「負の連鎖を断ち切る指導」
⑤最後の最後のテンションを上げる「最後の追い込み第2弾」がある。
全て受験生の戦争の流れの中の重要な局面を救出するためにある。
実際の猶予期間は5月から12月まで、1月が調整と動揺する期間
に入るから8ケ月しかない。半年と2ケ月しかない。
その間に本当に集中した濃度の高い時間のみ有効な時間とすると大幅
に減ることになる。その中でほぼ間違いのないルートと対策を取る事
は相当難しい世界だと思う。
流されないようにして欲しい。
もうすでに流されている自分にも気づいて欲しい。
そしてこの「なんとなーく」流されている自分に気がつかないことが
後でとんでもないツケとなって自分を苦しめることに気づいて欲しい。