気づけ!気づけ!今すぐ気づけPART2
新入試のことを書いているが、書きながらも疲れる。おそらく、昨日も書いたように
「またゼロから分析かよ?」と思うと気持ちが萎える。
ここを読んでいる受験生は是非とも来年逃げ切って欲しい。
まるで砂場で快心の出来で創った砂山を突然どらえもんに出て来るジャイアンに踏
みつぶされたような心境だ。量が莫大過ぎて正直モチベーションが上がらない。
おそらく受験業者の中には「ここまで」と決めて大学受験から撤退する業者さんも
多数出るのではないだろうか?
そうすると全国統一の今の模擬試験もすべてなくなるのかな?
そうすると自分の大体の立ち位置がわかるのは数年先かも知れないね?
「勘」で受験するのかよ?、それはそれで不安だと思う。
変更された後の状況について書いてみたい。たしか、外部入試についてはもっと
種類が増えると思う。旺文社とか出版社も参入してくると思う。もっと種類と
数が増えると思う。テストの種類はもっと増えるはずだと予想する。
①TOEFLは今の大学生の就職のエントリーシートに住所・氏名のように記入フォ
ーマットがもうあらかじめ創られている時代なので今後の人生には都合がいい
と思う。受けていない大学生の方が少ないからかも知れない。
ただしTOEFLマニアとか毎年、毎回受験している英語大好きマニアもいる
はずだからそういう連中と絶対に戦う必要はないと思う。
(マニアは知り尽くしているはず。強い連中がいる所に行く必要ないのでは?)
おそらくマイナーだが点数の取りやすい試験があると予想する。
②私立高校はおそらく外部講師を入れて来ると思う。短期必勝の高得点プログラム
を外部協力の元に手を打つだろうと思う。都会の私立はまずやるだろう。
地域間の高校生の「訓練量の差」は明らかに出るだろう。
語学習得に時間をかけた方が強いのは当然と言えば当然だよね?
③何もしてもらえない放置受験生は高校、英語専門学校、予備校と塾という風に
3ケ所通学する必要がある。長時間のヒアリング問題があると思うから仕方がな
いと言える。耳慣れ状態は継続しておかないといけないだろう。
あちこち行かないと全科目は習得できないだろう。
④TOEICは元グーグル副社長の村上憲郎先生に教えてもらったのだがアジアの中
で日本人と北朝鮮人が最も英語能力が低く、この2国の人間にあえてスコアを
つけるために創られた試験だそうだ。初めて聞いた時に情けなさ過ぎて笑った
記憶がある。「我々はアジアで最底辺かよ???」と思った。
村上先生はITの世界では神様と言われており、「村上式シンプル英会話」「村
上式シンプル仕事術」はベストセラーである。
しかし、本人曰く「この自分がやった英語習得方法は皆さんには出来ません」
と言っていたと思う。グローバルの知識は本当に素晴らしい先生だと思う。
人間的な魅力も素晴らしい先生である。
何といっても元グーグル副社長に選ばれた日本人だからすご過ぎる人である。
⑤日大、東京女子医大、東海等が問題に取り入れて来ると思う。日大が今、アメ
フト問題で叩かれているため、受験者が減るのでは?、だからチャンス?とか
思っているかも知れないが、医歯学部には全然影響ないと言える。医学部に
おいてはどんな不祥事があろうと倍率は変わらない。期待しても無駄。
過去のケースでもそうだったよね?
昨日も書いたように都会の私立は難化する。地方の私立はまだ入り易いかも。
とにかく混乱が生じるのは当然、そして修正
また混乱、そして修正、そして完成形に接近するのだから当然ね?
絶対に逃げ切れ!!
<NEWS>
確実に混乱するね?指導機関の準備が間に合わないと思う。
「どうやって準備するんだよ??、無理だよ???」という感じだ。
「カップヌードル」が出来る時間とわけが違うぞ???と言いたい。
高校も塾も予備校もすぐには対応できないと思う。
全国的に以下のように変化するだろう。もっと変化する。
①佐賀大学では、センター試験の英語と併用した外部活用試験として、TOEFL、TEAP、GTEC、実用英検CSEのスコアに応じた佐賀大学独自の換算表(詳しくはHPを参照)に基づいて3段階で最低点を保証します。
これは医学部に限らず全学部において適用されますが、一般入試での外部試験の利用は国公立大学医学部では、鹿児島大学に続き2例目になります。センターがよければセンター得点を採用し、センターが悪くても一定点が保証されますので、上級者には朗報でしょう。最高で9割(180点)までしか保証されませんので、鹿児島大学ほどのインパクトはないかもしれませんが、逆の見方をすれば実用英検で2級合格の過半数の方が、それどころか準2級や3級どまりの方でもCSEがハイスコアであれば、センター9割が保証されることになります。
②H31年からは、広島大学でも、医学部を含めた全学部でセンター試験の英語の代用として外部試験の利用が始まります。H29年度入試から始まった鹿児島大学と同様ですが、TOEFL、TOEIC、GTEC、実用英検などで一定の成績や上級合格で満点を認めます。例えば、実用英検準1級合格者はセンター英語が満点となります。
③大阪医科大学では、「建学の精神」という名の推薦入試(現役生限定)を開始します。センター試験で8割も要件の1つですが、活動報告書や志望理由書が必須となります。面接も2回行いますが、私立専願の現役生には朗報です。
なお、推薦入試の導入に伴い、センター利用の後期試験は廃止されます。
また、一般入試前期試験の1次試験日程を2週間ほど早めることも明らかになりました。
④兵庫医科大学では、公募推薦入試において理科の各科目の出題範囲を全範囲に広げます。これまで同大の推薦入試では、理科の出題範囲は現役生の学習進度を考慮してか、教科書の後半部分は出題範囲から除外されていました。しかし、H30年入試からは全範囲になりますので、受験生の方は予習した上での受験対策も必要になりそうです。
⑤埼玉医科大学医学部でも、細かい変更点が4つあります。
まず、帰国生および国際バカロレア資格枠を若干名設けます。
また、特別枠(2名)を設け、実用英検1級やTOEFLなど、検定試験でのハイスコア、数学・科学オリンピック出場者など、数学、英語、理科の各科目に秀でた人材を募集します。
⑥金沢大学医学部では、推薦入試Ⅱにおいて、調査書の出願基準をAクラス → 特A
クラスに引き上げます。そして、英語外部試験で一定スコア基準を満たす場合は、セ
ンター試験「英語」の得点ではなく、総合評価に反映させます。
⑦岡山大学医学部では、募集定員の内訳を変更し、地域枠(岡山県)を 7名 → 2名へ、国際バカロレア入試枠を3名 → 5名へ、一般入試枠を100名 → 98名と変更します。昨年あたりから、国際バカロレア入試枠を拡充していく動きがいくつかの大学で見られますね。