自分との相談
<ここまでのまとめ>
昨日は後期入試が「溺れるものわらをもつかむ」状態になると書いた。
これはわかるよね?、「今回が最後よ!」と家族に言われた受験生
が「最後のあがき」をするからさ。
親も心残りなくやれ!と言ってるはずだからそれが全国的に起こる
という極めて予測が簡単な現象だと思う。多分、準備も十分に出来
てなくて片っ端から受けまくる受験生も出るだろう。
あまり意味のない自己満足の作戦だが、わからない人はそれにさえ手
を伸ばそうとする。十分予想は出来ると思う。
ここまで行かないことの方が重要ですよ。
冷静さをなくした行動に絶対に成果はついて来ません。
真似しないことですよ。
<問題となるもの>
やはり、力を出せずに終わる「無念のケース」だろう。ボクシングで
選手が「まだ戦える」とアピールしているのにレフェリーに止められる
パターンだ。今回はその後に入試の思考錯誤の迷走状態が続くのとガイド
がいない、予想も出来ない。やったことがない科目を「ゼロ」からやる
負担が生じる。「そうなってもいい!」と言うのであればやればいいと
思う。ただし、不透明な見えない状況で確実に結果を出さないと変な
人生のブランクだけが残ると言うことになる。
バックナンバーのトリプルパンチを読めばわかると思う。今の状況でも
どう変わるか?の具体的情報もわからない。参考書等も出るだろうが、
データ3年分もないのに信頼は出来ない。おそらく適当なモノが多数
出ると思う。それは不安だけのすぐ飛びつく層だけを狙いにした最低
でも売れればいいという趣旨の本や問題集が並ぶだろう。
「似たような問題を持ってくる」だけで創ると思うが。それでも売れる
から、ただタイトルを派手にすればいいだけだから。
<割れる家族会議>
おそらく力を出せずに無念のリタイアを勧められた受験生は反抗する
だろう。親はリスクを避けて欲しいという保守的な姿勢だから意見は
対立する。もし、そうなった場合は見ている保護者は自分達なりの
意見を考えておいた方がいいと思いますよ。
かと言って、気持ちも納得していないのに「急に進路変更させられる
方もそう簡単に折れるはずがない。もし、跡継ぎなら責任感は一応
あるから荒れるだろうと思う。その時に保護者は「こんなに責任感
持ってたんだ?」と多分びっくりするだろうと思う。
私の経験ではここが一番大きなポイントになると思いますよ。
まだ、ここまでの状況には行っていないが、おそらくそうなるだろう
と思うことを書いた。その時が来たら役に立つと思う。
見える人には先の状況がどうなるか?、見えるものですよ。だから
早目に倒れる位まで今年はやらせた方がいいかも知れない。
「まだ、十分俺はパワー残ってんじゃん?、なんで止めるんや?」
とね。心の中に「燃えカス」を残さないことですよね。
納得がないとね、引けないからね。
火を消しておかないとダメですよ。またどこかで火がつくから。
その家族会議の結果が
①最悪状態への引き金になるのか?
②栄光への逆転の決断になるのか?
それは分からない。間違いのない選択をして欲しい。
PS:出来ればその時に双方が納得の出来る家族会議になれば
いいと思う。重要な決断ですよね。