逃げ切れるか、逃げ切れないか？
昨日の記事は本質を見抜いた上での作戦が何であるのか？
重要な答えを出したと思う。
つまり「頭の中の引き出しを多く持つ」ということになる。
大体、受験校で５～６大学が最も多いだろうと思う。
それ以上になると体力と気力がきつい。しかし、2020の入試変更
を前にした「崖っぷち」の戦いだから作戦も緻密に立てるべきだと
思う。そうすると何が問題になるか？
知り尽くした講師からコンパクトな情報を注入してもらう方が速い。
自分で一から研究している時間などない、もう残り半分もないぜ？
座っていてポイントとなる情報を高速注入してもらう方が速い。
ただし、そういう人材に皆さんが全員出会う確率はそんなに高く
ない。各大学の傾向分析を十年以上研究したデータを発表出来るよ
うな人間はそういない。
大学生にそういう知識と責任感を求めても無理がある。
大事なことは「自分の引き出し力を幅広くしておく」ことだよ。
昨日は皆さんが打ち込む「キーワードの抽出」について書いた。
どこかで書いたと思うが、インターネットの本当の力は検索で
はなく蓄積されたデータベースの力なんだと書いた。
これは元グーグルの副社長だった村上さんの講座で教えてもらっ
た根本の考え方の違いだったと思う。
興奮して感動して聞いたよ。
ITの「神」だからね、村上さんは
毎日、１０００個のキーワードを調査対象にしている。それが
上からずらーと並ぶ。その数の変化を読むんだ。
そして、今想像できるかな？
画面に「緑色のレーザービームが現れてこのポイントを１５秒間
停止して見て、それからレーザービームが違うポイントにベクトル
の方向を示し、次のポイントで１０秒停止して、最後にこのポイン
トで離脱した」とサイト上で説明するんだ。
つまり動いたクリックを緑色のレーザーが追いかけるんだ。
私が生徒に説明してそれを見ていた生徒もいたはずだ。
全員が「すっげー！」と叫ぶよね。
早く世間に出ないと遅れるよ？」と言ったと思う。
モチベーションを上げるために使うこともある。
レーザービームの動きを見ながらこう言う。
「いいかい？、人間は基本的には英語のゼット（Z) の文字
をなぞるように動くんだ、わかるだろ？、見てみなよ？」
そこで「ほんまですね？、すごいっすね？？？」とまた叫ぶ。
この人はアイフォンからだ、この人はウィンドウズ１０の
デスクトップだ。全て詳細に解析されているよね？
「すっげー、すごい時代なんですね？？？」とまた叫ぶ。
例えば、センター直後には
「センター失敗死にたい」とか「センター失敗どうすればいい」
とかものすごい数の悲しみのキーワードが抽出される。
笑ってしまったのは、昨日「〇〇というキーワード」が出現
してね、と言ったら生徒が「あっ！、それ僕です！！」と
言って笑ってしまったこともあったよ。
推薦入試を受ける人に言っておくよ。みんな２０２０の新入試を
前にしてるから、わかるよね？、ものすごく大変になると思うよ。
すごく前から準備しているよ。昨日もチェックしたけど関西地区
推薦も大変だと思うよ。気をつけた方がいいよ。
みんな逃げ切りにもう全力なんだよ、人生かかっているからね。
私の意見では模擬試験のデータも数値として重要だとは思うが
「人が何を考えてどう動こうとしているのか？」
それを先読みする能力もものすごく重要なんだ。ここを読んで
初めて気づいたらダメですよ、もう２０年近く前からやって
いることですよ。自分だけが浦島太郎状態ってよくある。
それだけ見えていないんだ。
全国の動きって目には見えないだろ？
でも、このチェックだけで顔や行動は見えないが
受験生と保護者の「考えていること」が見えるのよ。
わかるよね？、この受験集団は同じ人間と何度も戦う
運命になるよね？、その頭の中が見えるんだ。
時代の変化はものすごく速い。
受験生時代は人生の一次停止期間でもある。出来るだけ早く
時代について行くべきだと思うよ。
気づくこと。全国のライバルの動くスピードが速いよ。
流されたら終わるよ。
みんな固い人生もぎ取ろうと必死なんだよ。
気をつけて欲しい。そして、うまく逃げ切れよ。
そのために使命感で書いている。
