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災害時のモチベーション

先月の18日は地震で、昨日は大雨で高校に招待されて話をしに行く機会が2回

 

 

もずれてしまった。全国的にいつ、どこで地震が来るかもわからないし、

 

 

いつ災害に自分が合うかもわからない。

 

しかし、こういう時に人間はよく考える生き物だと思う。

 

逆に言えば、こういう時が来ないと考えない。

 

ある受験生がいた。高校を人間関係がイヤで止めて、毎日酒を飲んで

 

昼間に起きる生活をしていた。

 

頭はいいとすぐわかった。この状態から半年で私立の医学部に補欠

 

で引っかかる位だからびっくりした。

 

今は四国の地方国公立医学部にいるのだが、その生徒が変わった

 

瞬間が東北の大震災だった。

 

皆さんも有名なシーンを覚えているだろう。

 

家が流されて、その屋根の上に人間が乗せられたまま川を運ばれて

 

行く有名なシーンである。

 

その時、昼まで寝ていた彼に電気が走ったように衝撃が走った。

 

「こういう時が来ても自分が喰って、生きていけるようにならんと

 

いかんな?」と心から思ったそうだ。

 

こういうモチベーションが一番強いとも言える。

 

長男という責任感から逃げていただけである。

 

ものすごい吸収力が高かったことを覚えている。

 

毎日、酒浸りで昼まで寝ていた人間を完璧な受験サイボーグに戻す

 

ことは普通は難しい。

 

模擬試験はパターンが決まっているため、特にマーク方式

 

なんて「意図的に偏差値を上げることはベテランなら簡単な技術

 

だろうと思う。実力以上の偏差値も出すことも可能だと言える。

 

こういう生徒には意図的に点数を出して成功体験させることの

 

方が重要だ。本人は実力の下駄を履いていることに気づく必要

 

もないと思う。それが出来たという体験だけで十分である。」

 

でも、本番はそういうわけには行かない。

 

パターンが幅広くあるため、総合的な柔軟な引き出しが多数

 

必要だから。全く別の世界だと思う。

 

偏差値が短期間で30も40も上がることはよくある。

 

よく本のタイトルにもあるよね?

 

「たった〇ケ月で偏差値が30上がった奇跡の勉強方法!」

 

なんてね?、教育ママなら2秒で購入するような

 

気づいていた人はえらい。

 

「ただ、勉強していない一時的休眠状態でどれだけ現時

 

点の元が低いか?、ただそれだけなんだよ?」

 

「それは勉強していない状況で適切なルートに戻せば

 

急旋回するケースを狙って出すのだからそんなにベテラン

 

にとっては難しくない作業だ」

 

ただし、そういうダイヤモンドの原石に出会うかどうか

 

の方が重要なんだよ。

 

一般の人は奇跡のように思うが、ある程度のレベルの先生

 

ならそれはもうわかっているはずだ。

 

言わないだけだ、それがそのまま本番で夢を実現する武器

 

に確実に変わるとは限らない。

 

それだけに依存する方がものすごく危険だと思う。

 

模擬試験のデータはあくまでも過去の栄光の一部であり、

 

それを本番の決められた日に確実に出せるわけがないだ

 

ろ?、未来が既成事実になることの方が圧倒的に少ない

 

のが人生だろ?、この当たり前の事がわからないよね?

 

でも、人生の確約証拠のように思っている人が多い。

 

だから、ここ2~3回で別のやり方でライバルの動きを

 

読む方法を紹介した。

 

だから、こういう時こそ考えて欲しい。

 

「自分にとって力とは何なのか?」

 

そして力を持つために自分を変えて欲しいと思う。

 

「いざという時の力」、それを考えて欲しいよね。

 

皆さんの入試は自分が力を持てる存在になるまで

 

時間がかかる。その間に大切な誰かがもうこの世

 

にいないかも知れないよ?

 

人にもよると思うが、私は知人や同級生がこんなに

 

たくさん自分より早く亡くなるとは思っていなかった。

 

同窓会はもはや「生存確認の集い」だ。皆さんも

 

実感するかも知れない。

 

ここでもスピードの大切さが出て

 

来る。それを忘れないで欲しい。

 

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