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不安産業の理由

受験産業は不安産業とも言われる。でも、不安にならないためには

 

「知識の種類と量を増やすしかない」とI先生に教えてもらった。

 

私自身も自分の中で答えが出ない問題があり、自分が心底納得できる

 

答えを出すまでに19年もかかった問題がある。

 

それ位、答えを持っている人が現実に少ない場合もある。

 

その問題だけに答えを出すまでに300冊以上の本、200本以上

 

のDVDとCD、数十本のカセットテープと時間もお金も莫大に使った

 

と思う。変にこだわる、しつこい部分があるのよ。

 

だから、答えがわからずにこの世からおさらばする人もいるんだ

 

ろうな~と思う。

 

先日、おもしろい生徒がいてこんな質問をして来たことがある。

 

「先生、プロ講師って何なん?、経歴や学歴聞いてもプライバシー

 

問題だから教えられないって言われたんだよ。」って

 

笑ってしまった。私自身は本を買う時には必ず最後の「著者プロ

 

フィール」を読む。当然だろ?、そして一番興味がある目次の章

 

か節だけを読む。そして「そこに自分の求めている深さがあるか

 

吟味してから購入する」、そこが深くないと絶対に買わない。

 

私も立場上、多くの履歴書を見る。

 

中には強烈に売り込む人もいる。答えは「絶対に信用しない」

 

話は聞くが心の中は「いいからもう帰れよ」状態だ。

 

一番信用するのは「人の紹介」がついて来た時だけね。

 

なぜなら、紹介した人も連帯責任になるからね?

 

そして模擬試験の作成経験やオリジナルテキストの作成経験等、目に

 

見える「ない状態から創りあげたもの」もよく見る。

 

何回か書いたと思うが、本当に精通している人は業界に10パーセント

 

しかいない。その証拠にバブル時期に56万人も浪人生がいた時には河

 

合や駿台も東京や大阪から広島、福岡まで派遣していたからだよ。

 

100人以上いるのにど素人にやらせるわけにはいかないよね?、翌日

 

全員来なくなるよね?、チューターだって国公立は自分の経験から何と

 

かするが、今のように幅広く私立の知識が必要な場合は「知らない」で

 

終わる。あるいは見たこともないで終わるケースもある。

 

そうなると9ケ月しか猶予期間がないのに求められる十分な情報が市場

 

に十分に提供されないことはわかるよね?、人間が元々いないのだから。

 

だから、不安になっているお母さんやその命令しか従えない受験生

 

はすぐ「プロ講師」と言うと信じてしまう。

 

ボンクラでも「プロ」と書かざるをえない。

 

逆に言えばそう書かないといけない業界だから

 

適当以下を大量に集めないと大量出店なんて出来るわけないだろ?

 

本当にいい人間にやらせるとしたら大きく出来ないようになっている。

 

市場原理が原理原則上そうなっているのだから。

 

マックにしろ、サイゼリアにしろ、回転寿司にしろど素人にやらせ

 

ない限り、拡げることは出来ないようになっている世界だよ。

 

サイゼリアの厨房しってる?、全部電子レンジしか並んでないよ?

 

鋭い受験生なら気づいていると思う。

 

回転寿司はロボットがシャリ創って、バイトがネタ乗せるだけだよ。

 

だから原価が10円を切れる世界なんだよ。

 

「マッサージ」になるとある程度のプロが必要だが、よーく注意して

 

見てね?、「ほぐし屋」、「もみほぐし屋」という名前でど素人が

 

やっているチェーンが急速に拡大してるから。

 

腕利きのマッサージ師は数も少ないし、コストもかかるし、集める

 

のに時間もかかる。だから「マッサージ」という名前を外して

 

「ほぐし屋」という切り込みで拡大したのよ。

 

めちゃくちゃ値段を安くしてね?、でもお客さんは無知だから

 

そんなのどうでもいいのよ。

 

法律の盲点を突いた頭のいいケースね?

 

でも、やってるのはその辺の暇なおじさん、おばさんにやらせて

 

いるケースね?、そうしないと急拡大出来ないだろ?

 

わかるよね?、「知識の種類と量」は死ぬまで蓄積すべきなのよ。

 

有名なI先生の言葉は高校で話す時もよく使う。

 

もう1度言うね、「悩むということは決断が出来ないからなんです。

 

決断できないということは知識がないからなんです。知識があれば

 

悩むことはないのです。悩むということは自分に知識がないのです。」

 

もっと早くこの先生に出会えば良かったと思ったよ。

 

話を戻すが、人から知識を得る時に与える人の経歴や学歴や経験値

 

等は知って当たり前だよ。

 

私も勉強のためのセミナーは普通の人の10倍以上参加している。

 

何の役にも立たなかったケースもいくつかあったよ。

 

でも講演者のプロフィールや経歴をよく知らずに言ったことはない。

 

それはありえないよ。お金払ってるんだよね?

 

当然の権利だと思うよ。

 

よくわからないお化けのような素性のわからない得体の知れない人間に

 

習うつもりも時間もないよ。

 

そこまでバカではない。

 

隠すということは隠さなければいけない理由があるか?

 

不都合があるからに他ならないか、カモを逃がさないための理由

 

でしかないよ。あるいは運営上、都合がいいかどうかの理由でしか

 

ない。相手が無知なんだからその方が都合がいいからに他ならない。

 

経歴も経験値も「謎」で受ける方がすごいよ?

 

私なら怖くてできないよ、むしろ尊敬に値する。

 

どこかで書いたと思うが、中学の塾なんてスターをあえて創らない。

 

 

多過ぎて管理しにくいから。しかし、DVDになると「派手な虚像」

 

でも何でもやる。生の人間は不要だからさ。

 

でも欲しい返答や答えがリアルタイムで入手できない。

 

質問をしても別の人間が適当な答えを出すしかできない。

 

それをDVD出演講師が生で答えてくれるものと勘違いするおめでたい

 

生徒もいる。「あのね、普通に考えてわかるだろ?」

 

全国の衛星予備校いくつあるんだよ?

 

DVDはいくらでもコピーできる単なる「モノ」だからさ。

 

知識の種類と量は死まで蓄積しないと落とし穴に何度も落ちること

 

 

になる。無知は罪だとも言えるよ。他人にも迷惑をかける。

 

 

言いたいことは人間は不安になると大きく判断が鈍る。

 

「普通に考えてわかることが見えなくなるのよ」

 

だから「知識は生きている限りは吸収し続けないといけない」

 

わかるよね?

 

勉強って受験勉強だけじゃないんだ。

 

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