スピード＝お金の論理
今回、何回かに分けて丁寧に解説を加えて書いている。
毎回、大切なことを書いているのだが、相変わらず「初歩的ミス」を犯す
受験生や保護者もいるものだ。
今だに３０年前で止まっている保護者もいる。ジェット機が飛んでいる
時代に江戸時代のかごに乗っているような時代錯誤の人もいる。
もう１度まとめたい。今回は２０年から導入予定の入試の大変更が控えて
いるため、その傾向や予想が出来るまでに３年はかかる。下手すれば３浪
が自動的にプレゼントされる可能性もある。
パソコンに詳しい人は出た発売第１弾は買わないはずだ。そこでバグの
申告が繰り返され、第２弾か第３弾になって初めて手を出すというのと
同じ理論だ。したがって、新入試は３年の動きを静観しないと予想も傾向
分析も出来ない。つまり「占い」に近い状態になる。
そして、早い高校は学校内で２０年以降の対策に入っている。したがって
旧入試に当たる今の受験生は逃げ切らないとまずいという結論になる。
そして、今いる受験生は鈍行列車に乗っているようなものだ。
つまり、到着時間が絶対に間に合わない時刻に到着する電車に乗っている
はずだ。おそらく例年のように１０月位からパニック状態になる。
以前にここで書いた「高速お手玉」状態になる。そうすると最も最悪な
ケースで自動的に４浪生が量産されることになる。
つまり、旧入試にも間に合わない、そして新入試にも対応できない。そうす
るとここで何度も警告している「年齢の壁」にも衝突することになる。
つまりトリプルパンチを受ける可能性がある。
この１、２年は最も運の悪い年に当たるのではないか？と思う。
「何が何でも逃げ切らなければならない年」ではないか？と思う。
つまり、今の受験生の人生設計そのものに影響する可能性が大いにあるため、
丁寧に書いているつもりだ。最悪を想定して、最善の準備をする。
それで最悪にならなかったらいいだけのことだと思う。この世界は年間に
起こることは全て決まっていると言っても過言ではない。何も知らない人
は１０月にパニックになり、眠れなくなり、頭痛がして朝から吐くように
なる。わかり切っている人は予想が出来るからそうならないようにする。
知っているか、知らないかの差だけだと言える。
そして、もっと最悪のケースがあるのだが、これは書くのを躊躇する位
だが、このストーリーになってしまうと保護者が苦労することになる。
それは人生がうまくいかなくなってヤケクソになって事件を起こすまで
になるという可能性がある。これはもう目も当てられない位に悲惨だ。
全国ニュースになったケースがいくつかあると思うが、その背景にはこの
試験の失敗が背後にあるものだ。なぜなら、この試験は受験生の人生設計
に大きく大きく影響を与える。だから警告の意味も含めて書くようにして
いる。現実にその全国ニュース事件の当事者である家族の知人と話をした
ことがある。もう、その事件の後はどうしようもない位悲惨だ。
同じ医師会所属の生徒のお父さんが事件の家族の友人だったケースだ。
詳しい人は５つか６つ位の事件はすぐに浮かぶと思うが、ヤケクソになっ
て世間に八ツ当たりするケースまで進展する可能性があるのも事実だ。
医系一族の中で自分だけが転げ落ちたらそうなるよな？と同情する受験生
も見ているかも知れない。「なぜ、自分だけが？」が衝動の引き金にな
ると思う。全く関係ないと思うならそれでも構わない。
あえて書かないが、何が起こるかわかり切っている世界だけに気を引き締
めてうまく人生を切り抜けて欲しいと思う。先輩達の失敗例を頭に入れて
「自分は絶対にそうならないぞ！」と正確な行動をキープすることです。
時は必ず過ぎて行く。 巻き戻しは絶対に出来ない。
＜今日のポイント＞
起こりうることは全て予見出来る。問題はそのための行動をする準備が出来て
いるかどうかだ。
PS:書く時に力が入る理由
この世界について書く時にはいつも肩に力が入る。「どうしてなんだろう？」
と思う時がある。自分の性格は大雑把なはずだ。いい加減な人間とも言える。
その理由を考えて見ると
①何回言っても同じ失敗をする人間がいるからかなり意地になっている。
②転げ落ちる時はとことんまで転げ落ちるから早く気づけ！と言わざる
を得ない。転げ落ちる人間を見てなんとも思わない位の悪人ではない。
とふと気づいた。復活した美談ばかりならいいのだが。
